桃源郷

雪どけから、春らしい日もわずかに数えるばかりの天候の中。
ようやく桃の花が満開となりました。

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鶴岡市内から松ヶ岡に向かい、蚕室群を左に見て抜け、坂をのぼればそこにあるのは桃源郷…。
というのは言い過ぎかもしれませんが、背景にある山の緑と濃い桃色のコントラストが美しく、天気の良い日は空の青さも加わって、つかの間のユートピア!に出会えます。

そこから農場案内版に従って集落を抜けると、今度は広いひろい桃畑が見えてきます。
遠く連なる山々に月山を望み、あかつきの花を愛でる。

桜が去った、この時期だけのこの風景を、わたしたちはごく当たり前に見過ごしているけれど、美しいものを見て感動する心、は、日々大切にしていきたいものだと思います。

農場の経営理念の一節に、こんな言葉を掲げています。
「作り手の思いが伝わる感動する農産物づくりをしてゆこう。」

ここ松ヶ岡は、後世に残してゆくべき歴史的背景と豊かな自然が調和した、特異(というと悦にいますが…)な地域でもあります。
けれどわたしたちは驕ることなく、ここに生かされ、ここにいる…。
思いを伝えるための真心を、この自然の中に教えてもらっている事に感謝しながら。

今日もお仕事がんばります!

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