松ヶ岡農場 特産 干柿「柿の詩」

師走になりました。

振り返ってみると、今年は例年にない不順な天候の連続でした。
6月の大雨、日照不足。梅雨明け後の干魃とダシ風、8月には大雨に見舞われ…。
そのたび農場内は迅速な対応に追われ、スタッフも休みなく努力を重ねました。

「なんとしてもおいしい庄内柿をお客様に届けよう。」
そんな想いを奔らせ、息をつく間もなく柿の収穫期を迎えたような気がします。

今年の柿はいかがでしたでしょうか?

収穫した柿は暴風による傷害果と小玉果が予想以上に多く、託送のご予約をいただいたお客様、皆様にきちんとお品物をお届けできるか最後まで気の抜けない状況でした。
11月中旬、無事すべての発送を終え、お客様よりいただいた「いつもの年より甘かった、おいしかった」という声にスタッフ一同ほっと胸を撫で下ろしているところです。

農場では、また来年も皆様に「甘くておいしい故郷の味」をお届けできるよう準備をすすめています。
その様子はこちらで少しずつ更新してまいりますのでどうぞお楽しみに!

さて、作業場では干柿づくりが終盤を迎え、室内には甘酸っぱい香りが広がっています。
外は雪もちらつき、遠くに見える山々には白く化粧が施され、もうすっかり冬なのだと気づかされます。

干柿と言えば、冬のおこたでのお楽しみ、家族団欒のひとこまに、お歳暮に、お年始に…。
冬のシーンを彩る代表的な食べ物のひとつ。
軒下から縁側へのびる干柿を無造作にちぎり「ほら食べれ」。おばあちゃんがくれた、甘くてやさしいおやつ。
そんな幼き日の記憶をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
おばあちゃんお手製…ではないけれど、ここ松ヶ岡にもそんなやさしい、おやつがあります。

始まりはこうでした…。

世は平成という新しい時代へと移る頃、常に変化を求む現会長は考えました。
「もっと違う形で、庄内柿を親しんでもらう方法はないものか。」
そんな時耳にしたのが遠赤外線で作る干柿でした。

もともと松ヶ岡は干柿の産地ではありません。
気候や環境が、干柿づくりに適しているとは言い難い地域でもあります。
でも!この機械を使ったらやれるかもしれない!
持ち前のチャレンジ精神を武器に、あれやこれやと試行錯誤を繰り返しました。

思うようにうまくいかない時には先進地へと足を運んで技術を学び、
アイデアに足りない道具は工夫を凝らし、閃いては立ち止り、閃いては歩み出し…。
そうしてやっと今の形となって、干柿「柿の詩」はあるのです。

そんな会長の想いを引きつぎ、今では若いスタッフも高い理想を持って干柿づくりに携わっております。
そんな松ヶ岡の干柿…少し紹介していきましょう。

一つひとつ丁寧に皮をむき、手作業で並べていく様子。
「あまくおいしくなりますように…」スタッフが心をこめて作業します。

そうして乱れなく並べられた柿。

つやつやでおいしそう!…でも、まだまだ渋くて食べられません。

ここから厳重な温度管理の元、時間をかけてゆっくり乾燥していきます。

松ヶ岡農場の干柿は、遠赤外線を使った特別な製法で作られています。
ふっくらとして甘く、そしてジューシー。
毎年ご愛顧いただいているお客様に、大変ご好評いただいております。

まだお試しいただいていないお客様は是非!
個数限定となっておりますのでご注文はお早めにどぅぞ。


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